ニットVS先生。ニットが辛口です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『人が悪い男だ‥一体いつから気付いてた?』

 

「さぁ‥弁護士は人殺しに向いてないって事じゃないかな」

 

 『フッ‥まさか元弁護士にそんな話をされるとは心外ですよ』

 

「ふふ、そうだね」

 

『私の計画は完璧だった。それは今でも変わらない‥―たった1ミリ空いた隙間から、こんな結果が待っていようとは』

 

「その1ミリ空いた穴が、君の運命を変えた。それだけさ」

 

『成歩堂‥君を侮っていたようです。それが私の敗因だと‥』

 

「牙琉‥君は他人を、部下であるオドロキ君さえ信じていなかった。自分しか見えてないその隙間が、僕達を真実へと導いたんだ」

 

人を信じられない君がどうして人を救う弁護士になったかなんて知りようもないけど

 

「誰も信じられない‥孤独で憐れな牙琉霧人。僕は君を忘れないから」

 

『成歩堂‥これで、私に勝ったつもりですか』

 

「−−−君は僕に一生勝てない。弁護士としても、そして人としてもね」

 

かつて、千尋さんが美柳ちなみに突きつけた台詞。今の僕が使うことになるだなんて

 

『成、歩堂、』

 

「さようなら、牙琉霧人」

 

 

かつて親友と呼んだ男へ